あのトンデモ詐欺サイトのアシュレイ・マディソンが日本再上陸!?

皆さまはアシュレイ・マディソンという出会い系サイトをご存知でしょうか?

「人生は一度だけ。不倫をしましょう」

そんな倫理に反しまくりなキャッチフレーズを武器に、2015年には世界で3600万人の会員数を誇ったというモンスター出会い系サイトです。やっぱりみんな不倫がしたいんですねえ……。

しかし、あまりに規模が大きくなりすぎたためか、あるいは不倫というキリスト教圏においては禁忌な行為を全面に押し出しすぎたためか、次第に世間の反感をかうようになります。

2015年の夏にはアシュレイ・マディソンのコンセプトに反発するハッキング集団の攻撃対象となり、会員データをすべて盗まれてしまう事件が発生します。ハッカーたちは「ただちにサイトを閉鎖しろ。さもなくば会員情報をすべて公開する」と脅しにかけます。あくまでも取引内容は「サイトの閉鎖」であり、金品は一錢も求めていないことが特徴でしょうか。彼らなりの正義感から行動を起こしたのでしょう。

これに対してアシュレイ・マディソン側が取った対応とは……なんと、完全に無視!! 会員データが実際に盗まれたことは当然わかっているはずなのですが、公式発表はなにもなく、のほほんと通常営業を続けておりました。こうして回答期限までなんの動きも見せなかったため、ハッカーたちは会員情報の公開を有言実行してしまいます。さあ大変! 実に3600万人もの個人情報が誰でも閲覧できてしまう状態に!

困ったのは男性会員たちです。

会員たちには医者や弁護士といった社会的地位の高い人物や、警察官や政府関係者といった公職に就いている人物も多くいたのです。彼らは不幸にも「不倫を希望しているクズ男」としての裏の顔がバレてしまい、社会的信用を失墜させてしまうことになります。

さらには女性会員のデータがほとんど偽のでっち上げであり、9割の女性会員がアシュレイ・マディソン側が作り上げた「サクラ」だったこともバレてしまいます。

サクラを相手にむなしい無駄なメールをしていただけでなく、あげくに個人情報までバラまかれてしまう……。泣きっ面に蜂どころの騒ぎじゃありませんね。あまりにも不幸な事件でした。

当時の様子は当ブログでも記事にしています。

不倫出会い系サイト『アシュレイ・マディソン』の会員情報が流出

そんな事件を起こしたアシュレイ・マディソンは、当然ながら出会い系サイトとして成立しなくなります。誰だってこんな危なくて不誠実なサイトを利用したくないですよね。さらに運営会社は情報流出の責任をとらされて、米連邦取引委員会(FTC)などから1750万ドル(約20億円)もの罰金を科せられます。

しかし、業績不振からそんな大金を払えるはずもなく、結局はわずか1割程度の166万(約2億円)ドル程度で許してもらえることになったそうです。……いや、そこは許すなよ!!

こうして起こした事件の割に軽いキズで済んでしまったため、性懲りもなくまた出会い系サイトとして再出発していたのです。

不倫をテーマにするのはやめて、健全化を図っている模様

以前のアシュレイ・マディソンとは打って変わって、かなりカジュアルな雰囲気に生まれ変わっています。以前は不倫をテーマにしているだけあって、サイトのイメージカラーもダークで暗い印象だったのですが、まったく逆に白や青といった爽やかなパステルな雰囲気になっています。

あのトンデモ詐欺サイトのアシュレイ・マディソンが日本再上陸!?

サイトのキャッチフレーズも「今、この瞬間を生きよう」といった具合になんとも当たり障りのない平凡なものになってしまいました。

世界規模で展開できるだけの人材と財力がある運営会社ですから、デザインやサイトのつくりはかなり高品質なものになっています。一見しただけでは「しっかりつくってあるし、なんか良さそうだな」と、以前のアシュレイ・マディソンの事件を知らない人にとっては、魅力的な出会い系サイトにうつってしまいそうなところが恐ろしいですね。

現に、新しくCEOとして就任したロブ・セガール氏はサイトのネガティブなイメージを変えたくて必死なようです。

不倫専門SNS「アシュレイマディソン」、新CEOが偽アカウント疑惑に大反論

偽アカウント騒動には反論したい

――女性ユーザーが偽物という報道もあるが。

そこに対してはすごく反論したい。私が就任する前にすべてそういう作業は停止したと聞いている。もう2度としないとも。そして、これは出会い系サイト全般の問題であり、私たちの以外の出会い系サイトにも同じことはしてほしくないと思っている。

私が就任する前から外部機関に依頼し、何千万人といるユーザーについて、人数や偽のアカウントが発生していないかを監査してもらっている。また、こちらでもなるべく把握するよう努めている。

https://hbol.jp/119877/3

このように「昔はいたけど、今はもうサクラなんていないよ!安心してね!」とCEO自らが発言しています。果たしてこの発言は信用に足るものなのでしょうか?

私はとてもじゃないですが信用できません。なぜなら、現会員数を5000万人と公称しているあたり、まったく反省していない様子が伺えるからです。

事件当時に3600万人で、かつ女性会員の9割は実態のないサクラ会員だったのですよ? 仮に男女比が5:5だったとして……、男性1800万人の女性180万人で、合計すればせいぜい2000万人ほどにしかなりません。

そこから倍以上の5000万人にどうやって増やすことができるのでしょう。ただでさえ未曾有の情報流出をやらかし、9割がサクラなことがバレるといった最悪な事件を起こした”事故物件”なのですから、好き好んで入会する人がわずか1年で3000万人もいるとは思えません。

つまり、過去のサクラを含んだでっち上げの会員数を今も誇らしげに掲げているのです。こんなサイト、信用できるわけがありません。

アシュレイ・マディソンから見る、日本人女性の特徴

しかし、同インタビューの中にひとつだけ面白い話がありました。アシュレイ・マディソンは全世界に展開しているだけあって、その国ごとの特徴や傾向などを把握しているようです。

アシュレイ・マディソンいわく、日本人女性は「とても積極的」なんだそうです。

 日本は世界的に見ても、オープンマインドな性格の人が多く、ユニークな体験をしたがっている。登録データから見た傾向としては「誰かいろんな人が知り合いたい」「キスや抱きしめることに興味がある」といった人が多く、19%が「なんでもワクワクすることは受け入れる」、14%が「短期間の人間関係を築きたい」とプロフィールに書いている。

https://hbol.jp/119877/3

世界各地の女性の動向をチェックしてきたアシュレイ・マディソンが言うのですから、これは本当なのでしょう。ここで嘘をついても何の得もないですからね。

「キスや抱きしめること」という表現だとどこか外国人の挨拶のようなカジュアルな印象をうけますが、実際のところこの言葉が指すのは「セックス」そのものでしょう。

「短期間の人間関係」というのも同じことで、「一夜限りの関係」という表現が正しいでしょうね。出会い系で一夜限りのセックス相手を求めている日本人女性が多いのは間違いないようです。

会員数5000万人はまったく信じることができませんが、このデータに関しては私の実体験とも則していますし、ここだけは信用してあげることにします(笑)

利用する価値はない詐欺サイトなのは変わらない

アシュレイ・マディソンが生まれ変わった際の「売り」としてアピールしていることのひとつに、「無料で退会できることになった」というものがあります。

まず、そもそもがおかしいですよね。以前は退会する際に料金が必要だったというのですから、開いた口が塞がりません。まさに悪質サイトの手口そのものです。

それを普通に退会できるようにしただけなのに「ねえ、ほらすごいでしょう!無料で退会できるんですよ!褒めて褒めて!」と言われましても、馬鹿にしてるのか? としか思えません。

世界規模でサクラをフル活用して荒稼ぎをし、ハッカーに会員情報を盗まれても何の対策もせず、ただ会員情報が暴露されるのを指を加えてみているだけだったアシュレイ・マディソン。

こんなとんでもない大失態を犯してもなお、再出発するということはそれだけ「出会い系ビジネスはウマい」のでしょう。

会社の名前やトップが変わったとしても、中の従業員はほとんど以前のままでしょう。汚い金を平気で稼いでいた企業体質がそう簡単に変わるとはとても思えません。

よって、アシュレイ・マディソンなんていうトンデモ詐欺サイトは絶対に利用しないようにしましょう。

そもそも、日本にはすでにワクワクメールやハッピーメールといった格安できちんと出会うことのできる優良サイトがきちんとあるのですから、わざわざこんな怪しいインチキサイトを利用する必要はありません!